大切な家族を守るために ~避妊・去勢手術のお話~
「手術ってなんだかかわいそう」
「病気じゃないのに麻酔をかけるの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?ですが、避妊・去勢手術にはわんちゃん・ねこちゃんの健康を守る上で大きなメリットがあります。
ねこちゃんの場合、男の子は発情期を迎えると大きな声で鳴いたり、スプレー行動と呼ばれる強いにおいのおしっこをあちこちに吹きかけるようになります。女の子であれば、オスを引き寄せるために甲高い声で鳴き続けることがあり、ときには一晩中鳴き声が止まらないなんてことも…
わんちゃんも、発情期になるとマウンティングやマーキングといった行動が目立つようになります。特に男の子は縄張り意識が強くなり、問題行動につながることも…
これらの行動は、避妊・去勢手術によってかなりの確率で軽減することがわかっています。
そして、避妊・去勢手術において何より大切なのは『病気の予防』ができること。
たとえば、女の子なら「子宮に膿がたまる病気(子宮蓄膿症)」や「乳腺のしこり(乳腺腫瘍)」などを防ぐことができます。また、男の子なら「精巣の腫瘍」や「前立腺の病気」のリスクを減らすことができます。
手術のタイミングとしては、生後6ヶ月~1歳くらいまでが理想的です。
この時期に手術をすることで、乳腺腫瘍においては発症のリスクが80%~90%も減少すると言われています。
手術後の注意点としては、体質が変わり太りやすくなる子がいることです。
そのため、毎日の食事や運動量の見直しをしましょう!
「いつまでも元気で長生きするために…」
避妊・去勢手術はとても大切な選択肢になります。
手術について気になることや不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。