わんちゃん・ねこちゃんの能力図鑑 ~鼻編~
わんちゃんやねこちゃんの感覚は、私たち人間には想像もできないほど優れています。
今回は「鼻」にフォーカスして、そのすごさを詳しくご紹介します♪
〈わんちゃんの鼻について〉
①鼻のヒミツ
わんちゃんの嗅覚は人間の100万倍~1億倍とも言われています。
これは、においを感じ取る「嗅細胞(きゅうさいぼう)」の数が非常に多いためです。
②比較してみよう!
・人間:約500万個
・犬:約2億〜3億個(品種によって異なる)
さらに、脳の中でも嗅覚を処理する部分(嗅球)が大きく、においの情報を細かく分析できます。
③鼻の構造もスゴイ!
犬の鼻は湿っていることで空気中のにおい分子が吸着しやすくなっています。
さらに、鼻腔の中には「嗅裂(きゅうれつ)」と呼ばれる複雑な通路があり、効率的ににおいをキャッチできるよう設計されています。
この能力を活かし、警察犬や災害救助犬として活躍する子も多くいます!
〈ねこちゃんの鼻について〉
①鼻のヒミツ
ねこちゃんの嗅覚は人間の1万倍〜10万倍とされており、特に食べ物に対するにおいの感知に敏感です。
②なぜ食べ物にうるさいの?
猫は食べ物のにおいと温度にとても敏感です。においがしない(冷たい)食べ物は「食べ物ではない」と判断してしまうため、ウェットフードなどをあげるときは少し温めて香りを引き立たせると、食いつきがよくなります。
③ヤコブソン器官(鋤鼻器:じょびき)も活躍!
猫は口の中に「ヤコブソン器官」という嗅覚の補助器官を持っており、フェロモンなどの特殊なにおいを感じ取るのに使われます。
よく猫が口を半開きにして「フレーメン反応」をしているのは、この器官でにおいを分析している時です。
📝まとめ:感覚の理解はより良いケアの第一歩!
わんちゃんやねこちゃんの感覚器官について知ることで、「どうしてこんな行動をするの?」「なぜこの食べ物を食べないの?」といった疑問が解消されるかもしれません。
環境音に敏感な子には静かな場所を用意したり、食事の温度や香りに気を使いストレスを減らすことで、より快適な生活をサポートできます♪
ご家庭のわんちゃん・ねこちゃんの特徴を知り、日々のケアやコミュニケーションに活かしてみてくださいね!

