わんちゃんの外耳炎について
外耳炎というのは、様々な原因で外耳道に炎症を起こしてしまう病気です。
外耳道とは、耳の穴から鼓膜までのことを言います。
外耳道に炎症を起こしてしまうと、かゆみで耳を引っかいたり頭をブルブル振ったりする行動をとります。また、耳のにおいも出てきます。ひどい時は、耳の中が膿でいっぱいになることもあります。
外耳炎を起こしてしまう原因は様々で、アレルギー・感染症・寄生虫疾患・免疫介在性疾患・異物・腫瘍等があります。原因によっては生涯継続した管理が必要になったり、手術が必要になることもあります。
また、外耳炎が原因で鼓膜が破れたり、中耳炎、内耳炎、神経の異常に波及することもあります。
わんちゃんは人よりも外耳炎が起きやすい動物です。
耳が垂れている犬種や皮膚の弱い(アトピー、アレルギー)犬種ではよく見られる疾患です。
外耳炎は早期に発見して治療することが大切になります。
外耳炎は飼い主様が発見できる病気です。毎日のスキンシップの際に、耳の中が赤くないか?いつもと違う臭いがしないか?耳垢が目立っていないか?などを見てあげてください。
外耳炎は時に急激に悪化します。かゆみが酷くなる前に来院するようにしてください。
また、日常のお手入れをすることで予防できる外耳炎もあります。病院では耳のお手入れとして耳の洗浄をすることができます。
お気軽にご依頼ください。